MRワクチンは不足しているので ご予約時に ワクチン確保しています。風邪で延期の場合も連絡あればキープしております。(ご連絡ない場合は確約はできません)
はしかは かかってしまうととても大変です。インフルのような薬はないので脱水予防で点滴をして中耳炎などもなり二次感染があれば必要時抗生剤も使用するぐらいです。 平成13年の大流行では 麻疹で入院するこどもも大人もたくさんいました。伝染力が強いので個室に隔離!!!です。かなり昔のことですが、、、とある先生が自分の勤務する小児科の病棟が満室なので紹介するという熱発熱発疹のお子様を担当することになりました。私が勤務していた病院もそのときは個室が1つしかなく入院してお部屋で点滴など処置しました。今のように早く結果がでるわけではないのですが、麻疹とEBウイルスと溶連菌が同時感染していました。。。もちろん麻疹疑いなんて一言も言われていません。。。幸い、怪しいコプリック斑をみつけたから院内での感染は広がらずにすみましたが、、、、あやうく感染爆発しかねない状況だったと今考えても恐ろしい状況でした。。。
最初からわからないので初診の問診でワクチン接種歴を聞いております。この機会に打ち忘れはないか確認しましょう。2歳になっていたら全額自費なのでワクチンの取り寄せでおこなっているため当院では緊急接種はできませんのでご了承ください。
最近ではワクチンをまったくしていない他県の宗教団体で 大流行を巻き起こしたことも記憶に新しいほうであります。
春休みや卒業旅行で 例年の30倍感染者がいるといわれているヨーロッパや東南アジアを旅するため もちこみ麻疹が増えることが懸念されます。
昨年もGWごろ空港からの移動で新幹線の移動で成人が ウイルスを拡散して発症するケースのニュースがありました。
うん十年も前の話ですが学生だったとき小児科での臨床実習で 麻疹に自然感染してから数年後に発症するのですが、だんだん覚えたことも忘れて 例えば算数の計算ができなくなったりからはじまり保護者の顔もわからなくなり意識不明の寝たきりになったSSPE(麻疹による亜急性硬化性全脳炎)の10代の男の子の二度と回復することのない重症な姿が目に焼き付いています。
30年以上たった現在でも多少治療の進歩はみられますが保険適応もない研究的な治療であったり診断が早めならちょっとは進行を防げるかもの治療がありますが一度症状が進んだ場合は意識などなく改善はない病気のままです。
BCG 海外から日本にくる人数も増えております。先日もBCGの接種部の腫れから早期に川崎病がみつかり順調に回復されたお子様もいました。接種されていない場合は病気を見つけるヒントが減ることになります。
令和6年4月から
4種混合とヒブワクチンが一緒になった 5種混合が定期接種で使えるようになります。
2024年2月生まれのお子様から対象になると思うので詳細がわかり次第情報をお伝えしますね。
令和2年10月から
以前のような MRワクチンなど生ワクチンをしても すぐ翌日でもインフルワクチンはできるようになっています。(おたふくは同時ならいいですが そうでない場合は 生ワクチンは4週間あける必要はあります)
もし まだなら 早めに 。。。日本脳炎の1期追加も忘れていることがあるので
早めにしましょう。(以前のワクチン不足事態のため やりそびれある場合は
年長の今なら 1期からでも2回すれば 半年後 6ヶ月あけて 7歳6ヶ月未満であれば公費で無料でできます。